だるい

二子多摩。
じゃなくて2コマとも、独りで授業を受けました。
昼食も独りで食べました。
いつも通り明学前のベンチで。
一人身の僕には今日みたいな
ちょっと寒いぐらいの秋風は、身も心にも凍みます。


すると、僕のちょっと前方にアベックが。
案の定、いちゃいちゃ。
だるい。
ほっぺに「ちゅっ」とか。
おまけに「あーん」ですよ。「あーん」
この情景もまた身に凍みます。
「チミ達、ここは学びの場やぞ」と心の中で叫びました。


もう、むかつくとかそんなんじゃなくてね。
正直言いまして、羨ましいです。はい。
羨ましい限りでございます。
僕は、ラグビーボールが恋人でいいです。
たまに、僕の思惑とは違う方に転がりますが。
そんな時、若干振られた気分になります。


このどうしようもない想いをどうして良いか分からなかったので、
ちゃっちゃっ帰って、失恋気分っぽく髪の毛を切りに行こうと。
この伸びきったぼさぼさの髪を。


そしたら。
休業。
うん、だるい。


もういい。
今度こそ髪の毛切って、僕も誰かに「あーん」してもらおう。