死角なし

秋が深まり、冬へまた一歩近付く。
ラグビーシーズンの本格的到来を告げる。
そんな中で先日放送された全国大会大阪大会決勝について、ちょっと。


大阪は全国で最もラグビーが盛んな地域で3つの代表枠がある。
というわけで、3試合が放送されました。
0時30分から5時30分まで。
僕は眠気に負けて4時で脱落。
全部見たのは啓光学園と近大付の試合だけ。
他の試合もちょこちょこ見たけど、
感じたのは、「啓光学園に死角なし」と。


大工大、仰星ともに、当然の如く全国出場を決めた。
しかし、それ以上に圧巻だったのが啓光の強さ。
近大付は健闘したが相手が悪かった。
相手が啓光じゃなかったら全国に出れたかもしれない。
それだけ啓光は強かったのである。


啓光の強さは、
全国屈指のレベルの高さで有名な大阪の中でも群を抜いている。
総合力で他を圧倒していた。
オフェンス、ディフェンス、個人の判断力まで。


しかし、それ以上に目を見張ったのが、
「立ってプレーすること」であった。
一人ひとりが非常に強く、立ってボールを繋いでいた。
あれだけ立って繋がれると、ディフェンスはたまったもんじゃない。
全国大会出場を決めた他の2校も確かに強かったが、
倒れているプレイヤーが多かった。
1試合目に啓光の試合を見た人は、
後の2試合をそのように感じたのではなかろうか。


ラグビーの基本は「立ってプレーすること」
強豪は基本に対しても忠実だった。


今回の試合は非常に勉強になった。
それと同時に高校での啓光のレベルの高さも感じた。
「啓光に死角なし」といっても過言ではない。
5連覇のかかる今回の全国大会からも啓光学園から目が離せない。